NICO BOOK 使い方ガイド

デジタルカタログ作成・配信システム 解析ダッシュボードへ ビルダーへ

もくじ

0. 全体像とURL

PDFをアップロードすると「めくれるURL」に変換して配信するシステムです。ページは画像化されてCloudflareから配信されるため、閲覧者側の環境を選ばず、原本PDFが直接配布されることもありません。

URL用途
studio.nicoichi.site社内専用(Cloudflare Access保護)。ビルダー / と管理画面 /admin/
book.nicoichi.site公開。閲覧URL /view/ブックID と本棚 /shelf/クライアントID
クライアント独自ドメインcatalog.client.com のようなサブドメインで閲覧URLを提供(→ 8章
クライアントの既存サイト配下www.client.com/ebook/…/ のようなパス配下に設置(→ 9章

2つのキー

キー使う場所できること
ビルダーキービルダー/管理画面「カタログ管理」アップロード・公開設定変更・削除・ドメイン割当
管理キー管理画面の解析ダッシュボード閲覧統計の参照

どちらも社内共有のキーです(Cloudflare Workers Secretと一致)。ブラウザに保存されるので入力は初回のみ。

1. クイックスタート(5分)

1
ビルダーを開くstudio.nicoichi.site。PDFをドラッグ&ドロップ(タイトル・クライアントIDを先に入れておくと確実)
2
変換を待つ — 全ページがWebP画像化されます。「めくりプレビュー」で仕上がり確認
3
(任意)AI-OCRを実行 — ビューアに全文検索が付きます。目次候補も自動生成
4
公開設定 — 公開レベル(既定は「URLを知る人のみ」)・期限・パスワード等を選び「R2へアップロードして公開」
5
共有 — 発行された book.nicoichi.site/view/… をコピーして送るだけ。QRコードは管理画面から

2. カタログを作る(ビルダー)

取り込めるファイル

ビルダーは Chrome / Edge で使ってください(SafariはWebP書き出し非対応の版があります)。閲覧側はどのブラウザでもOKです。

設定項目

項目説明
タイトルビューア上部・シェア時のOGPに表示。公開後も管理画面から変更可
クライアントID半角英数。本棚URL(/shelf/クライアントID)のグルーピングに使用
変換品質標準(推奨)/高画質(文字の細かいカタログ向け)/軽量
表示モードブック=ページめくり/スライド=横送り・常に単ページ(Instagram風)。公開後の変更は再変換が必要
見開き表示PCで2ページ見開きにする(ブックモードのみ)。スマホは自動で単ページ
開き方向左開き(横書き)/右開き(縦書き・右綴じ。和風カタログなど)

200ページを超えると警告が出ます(ブラウザのメモリ上限に注意)。

3. AI-OCRと全文検索

「AI-OCRを実行」を押すと、Gemini(AI)が全ページのテキストを読み取り、ビューアに🔍全文検索が付きます。実行しなくても公開はできます(その場合は検索なし)。

目安: 80ページで約10分(押して放置でOK)。AI利用の無料枠の都合で大型カタログは1日3冊程度まで。超える日が続くようならAPI課金(1冊十数円)への切り替えを検討してください。
OCRは公開前にしか実行できません。公開済みブックに後から検索を付けるには再変換→再公開が必要で、その場合URLが変わります。

5. 公開設定と共有

公開レベル(3種類)

レベル動き向いている用途
URLを知る人のみ推測困難なURLを知っている人だけ閲覧可(既定)クライアント限定の提案書・見積など
完全公開誰でも閲覧可一般配布するカタログ
パスワード保護URL+パスワード(4文字以上)で閲覧社外秘・限定資料

その他の設定

共有

6. カタログ管理(管理画面の最上部)

ビルダーキーを入れて「一覧を読み込み」すると、全ブックがカードで並びます。

7. 解析ダッシュボード

管理キーを入れて「読み込み」→ ブックを選ぶと詳細が出ます。

指標意味
閲覧数 / ユニーク閲覧開かれた回数/人数(セッション)ベース
平均ページ滞在1ページあたりの平均閲覧時間
平均訪問時間1人がカタログ全体を見ていた平均時間
ページ別閲覧数どのページまで読まれたか(サムネ付き)
離脱ページ TOPどのページで閉じられたか=改善ポイント
リンクエリアクリック数リンク注釈がどれだけ押されたか(ページ×URL別)
クリックヒートマップページ上のどこがタップされたか(パスワード保護ブックは枠のみ)
流入元 / デバイスどこから来たか・スマホ/PC比率

個人を特定する情報(IPアドレス等)は収集していません。日時表示はUTC(日本時間−9時間)です。

8. クライアント独自ドメイン(サブドメイン型)

catalog.client.com のようなクライアントのサブドメインで閲覧URLを提供できます。パスワード・期限・解析などの機能はすべてそのまま使えます。

1
クライアントのDNSに CNAME を1行追加してもらう(向き先はCloudflare指定の値)
2
Cloudflareダッシュボード(cs.support)で Custom Hostname を追加(SSL証明書は自動発行)
3
管理画面の「独自ドメイン割当」でホスト名→カタログ(または本棚)を割り当て

Custom Hostnameは100件まで無料。手順の詳細はリポジトリの docs/CLIENT_DOMAIN_GUIDE.md 参照。

9. 外部サーバー公開(クライアントの既存サイト配下)

www.client.com/ebook/catalog2026/ のように、クライアントの既存ドメインのパス配下で公開したい場合に使います(ebook5の「外部サーバー」に相当)。

1
ビルダーの公開完了ボックス、または管理画面の編集ダイアログから「外部サーバー設置用HTMLをダウンロード
2
落ちてきた index.html を、クライアントのサーバーの公開したいディレクトリへファイル名そのままアップロード(FTP等)
3
そのディレクトリのURLで公開完了
設置するのは「殻」のHTML1枚だけで、画像・認証・計測はこちらのサーバーから配信され続けます。そのため設置後もパスワード・期限・削除・タイトル変更が管理画面から効きます(ebook5と違い公開制御を失いません)。

注意: ビューア本体を大きく更新した場合は再ダウンロード→再設置が必要です。詳細はリポジトリの docs/EXTERNAL_SERVER.md

10. ビューアの操作(閲覧者向け)

操作やり方
ページをめくるページ端をドラッグ/スワイプ/◀▶ボタン/キー。右開きのブックは左へめくると次のページです
任意のページへ下部スライダーをドラッグ/「一覧」(サムネイル)/「目次」
拡大・縮小ダブルタップ(ダブルクリック)/ピンチ/+−ボタン。拡大中は高精細画像に自動で切り替わり、ドラッグで移動できます
全文検索🔍ボタン(OCR実行済みのブックのみ)。2文字以上で検索
全画面⛶ボタン
PDF保存「PDF」ボタン(許可されたブックのみ)
共有「共有」ボタンでURLコピー

11. よくある質問・注意

Q. 画質が物足りない

拡大すると自動で高精細表示になります。それでも通常表示が粗い場合は、ビルダーの変換品質を「高画質」にして再変換してください。

Q. 公開後にタイトルや公開設定を変えたい

管理画面のカード →「編集」からいつでも変更できます。ページの中身(画像)の差し替えだけは再変換→再公開(URL変更)が必要です。

Q. 間違って公開してしまった

編集ダイアログの「削除…」で即時に閲覧不可にできます。急ぎなら公開レベルをパスワード保護に変えるのでも止まります。

Q. たくさん見られたら料金は?

通常規模(月数千閲覧)は無料枠内。1日1,000閲覧を超えるような日が出はじめたら、Cloudflareの有料プラン(月$5)への切り替えを検討してください(切り替えはcs.supportアカウントで、コード変更は不要)。

Q. 右開き・見開きで最後に白いページが出る

右開き×ページ数が奇数のブックの仕様です。気になる場合は偶数ページで入稿してください。

ビルダーの作業はブラウザ内で完結します。変換途中でタブを閉じるとやり直しになるので、大きなカタログはアップロード完了(共有URL発行)まで開いたままにしてください。

NICO BOOK — 社内向けガイド。技術詳細はリポジトリの CLAUDE.md / docs/ を参照。